1979年のデビュー作から大成功を収めた女性シンガー・ソングライター、リッキー・リー・ジョーンズ。前作『The Magazine』から約5年ぶりとなるGeffen移籍後の'89年発表アルバムです。プロデュースはウォルター・ベッカーによるもので自身も作曲/シンセ/ベースなどで参加。カヴァーしたB2以外の殆どは本人とリッキーとの共作によるオリジナルという構成で、ベッカーの音作りともに意気込みが感じられます。"Just My Baby" 等のほっこりウォーミングなフォーク・ポップからレゲェのリズムも取り入れた "Ghetto Of My Mind"、"Love Is Gonna Bring Us Back Alive"、アーバンなAOR路線まで本作も類にもれず最高のリッキー節を堪能できます。